需要回復が最も早いのはLGBTQ、獲得へ大手OTAが対応強化
2020.09.21 00:00
市場リサーチ会社のコミュニティー・マーケティング・インサイトがまとめた最新の報告書で、コロナ禍で最も回復が早いのは性的マイノリティーのLGBTQ 旅行者との見通しが示された。LGBTQ は18年に過去最高の2180億ドル(約21兆円)を旅行と観光に費やしており、その約70%はLGBTQの受け入れを表明しているホテルに滞在する傾向がある。
需要を取り込むため、エクスペディアグループ傘下のオービッツはLGBTQコミュニティーに親切なホテルを掲載するマイクロサイト(Orbitz.com/Pride)を新たに立ち上げた。ホテルは性的指向と性同一性に関するスタッフのトレーニング、LGBTQ に適したアクティビティーの用意など、高い基準を満たす必要がある。今年後半から21年にかけてさらなる機能拡張を予定している。
オービッツは02年、最初のLGBTQ向けマイクロサイト「GayOrbitz」を開設。同性愛者のカップルをフィーチャーしたテレビ広告も制作している。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Orbitz launches microsite geared toward LGBTQ travelers」
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