所沢市に新名所、角川武蔵野ミュージアムがプレオープン

2020.09.14 00:00

隆起した岩のような外観

 埼玉県所沢市に8月1日、図書館と美術館、博物館の機能を一体化させた文化複合施設「角川武蔵野ミュージアム」がプレオープンした。出版大手のKADOKAWAと所沢市が共同で進める街づくりプロジェクト「クール・ジャパン・フォレスト構想」の一環で、拠点施設「ところざわサクラタウン」内にある。世界的建築家の隈研吾氏がデザインを手掛けた。

 建物は隆起した岩のような多面的な外観がひときわ目を引く。1階のマンガ・ラノベ図書館には角川グループのライトノベル約2万5000冊がそろう。1階のグランドキャラリーでは、開業後初となるミュージアム竣工記念展も開催中。

 11月6日のグランドオープン時には同館を象徴する高さ8m の巨大本棚に囲まれた空間「本棚劇場」のほか、体験型のEJ アニメホテル、ダ・ヴィンチストア、角川食堂なども完成の予定。市はポップカルチャーの拠点を軸ににぎわいを創出し、再開発を進める。

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