モルディブ、受け入れ再開 日本を含む旅行者対象

2020.07.27 00:00

 モルディブ政府は7月15日から、日本を含む世界各国からの旅行者の受け入れを再開した。これに合わせて同日、全世界のメディアを対象にオンライン会見を実施し、サイーブ・モハメッド政府観光局長(写真)をはじめ、アブドゥーラ・アミーン保健相とアブドゥーラ・シャヒド外務相が登壇した。機内で配られる健康申告書への記入を義務付けるが、入国時の新型コロナウイルスの陰性証明書は不要とした。

  モルディブは1島1リゾートを基本としている。そのため、旅行者は住民との接触がない感染者ゼロのリゾート島で滞在することとなり、安全性を強調した。アミーン保健相は、「検査と診療を行う医療センターを国内6地域に設置しており、観光客から感染者が出た場合でも受け入れ体制と対応フローを確立している」と説明した。出国時にPCR検査を希望する者には空港で行う。

 なお、日本の外務省は、7月21日時点でモルディブに対する感染症危険情報レベル3「渡航中止勧告」を維持している。シャヒド外務相は、日本政府と協調を図っていることをアピールし、日本マーケットの重要性を示した。