Travel Journal Online

熊本城、空中回廊を公開 復旧工事中ならではの光景

2020年6月29日 12:00 AM

二様の石垣と大天守が並ぶ光景を見ることができる

 復旧工事中の熊本城で6月1日、城の特別見学通路「空中回廊」がオープンした。地上約6mの高さから、天守閣や二様の石垣、国の重要文化財に指定されている櫓群など、これまでとは違う新しい視点で熊本城を間近に見ることができる。

 空中回廊は全長約350mで、床に熊本県産のヒノキを使用している。総工費は約17億円。主な見どころは、茶会や能などが催され、文化的遊興の場であったとされる数寄屋丸二階御広間や、防御の特徴がよくわかる竹の丸から天守に向かう通路など。二様の石垣と大天守が並ぶさまを見ることができるのは、今だけだという。

 熊本城おもてなし武将隊が見どころを紹介する動画も公開中。16年の熊本地震により崩壊した天守閣が完全復旧する21年春には、天守閣内部を特別公開する予定。