2020年6月29日 12:00 AM
楽天は新型コロナウイルス対策として、旅行予約サイト「楽天トラベル」上でユーザーが予約前に宿泊施設の感染症防止対策を確認できる機能を追加した。予約の際に新たに重視する基準を36項目選定し、国内施設約3万7000軒を対象にアンケート形式で調査。回答を得た1万4000軒超の施設の対策状況を確認できる。
対策済みの宿泊施設の場合、予約ページ上に「新型コロナウイルス対策について」と記載されたリンクが表示され、クリックすると対策を講じている項目が一覧で示される。項目は、スタッフ対応、除菌、換気、チェックイン・アウト時の対応、客室や食事、風呂場の衛生管理など。
調査結果によると、スタッフ対応、施設備品の除菌、換気などは対策済みの施設が多い一方で、食事や風呂場のソーシャルディスタンスの確保、チェックイン・アウトのリモート対応を行っている施設は少ない傾向が見られた。ただし、ユーザーが特に重視する点と照らし合わせると、対策が進んでいる項目と重なることがわかったという。
同社は宿泊施設の追加や対策状況の変更に応じて情報を順次更新していく。今後も対策調査を継続し、旅行需要の変化に早期に対応する方針だ。
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