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羽田に新産業創造・発信拠点、先端技術と文化融合で7月3日開業

2020年6月22日 12:00 AM

 再開発が進む羽田空港跡地の第1期事業として7月3日、羽田イノベーション・シティ(略称:HICity〔エイチ・アイ・シティ〕)が開業する。羽田空港に隣接し、天空橋駅に直結する商業・オフィスなどから成る大規模複合施設で、研究開発施設やコンベンション施設なども備える。先端産業を核とする企業を集積し、食、音楽、観光など日本文化を発信する。事業は、鹿島建設、日本空港ビルデング、京浜急行電鉄、東日本旅客鉄道など9社が出資する羽田みらい開発が手掛ける。

  地下1階、地上11階建てで、延べ床面積は約13万1000㎡。商業施設として大田区の人気店や日本食体験レストランなどが入居し、各店舗を結ぶ共用スペースとしてイノベーションコリドー(写真)を設けた。日本庭園の配植を取り入れた植栽や花札の絵柄に現代アートの要素を加え、イベントで利用できる空間とした。最大670人収容の多機能ホールなどを備えるコングレススクエア羽田も誘致した。

  22年には、先端医療研究センターやアート&テクノロジーセンターが開業予定だ。