主要旅行業者の2月取扱額18.9%減、コロナで全分野に打撃 プラスわずか5社

2020.05.18 00:00

 観光庁がまとめた2月の主要旅行業者48社の総取扱額は、前年同月比18.9%減の2749億2241万円となった。新型コロナウイルスの感染拡大による旅行の延期や中止により、国内、海外、外国人旅行の全分野で前年割れ。最も減少率が大きかったのは入国制限が広がった外国人旅行で、35.7%減の79億7695万円だった。日本人の海外旅行も23.9%減の977億8015万円、国内旅行は14.6%減の1691億6530万円だった。

 企業別で総取扱額が増えたのは、旅工房、ウィラー、西武トラベル、エスティーエートラベル、富士急トラベルの5社のみ。100億円以上の上位6社は、航空会社系列2社が1割未満の減少にとどまったが、JTBが14.6%減でその他は2割以上落ち込み、阪急交通社は約4割減となった。