主要旅行業者の12月取扱額、外国人旅行が2年6カ月ぶり減

2020.03.16 00:00

 観光庁がまとめた19年12月の主要旅行業者48社の総取扱額は、前年同月比3.0%減の3523億5628万円となった。マイナスが続いていた海外旅行は年末を中心に欧米方面が好調で、0.1%増の1304億2569万円とプラスに転じた。一方で、国内旅行は暖冬の影響でスキー商品が伸び悩み、4.9%減の2079億6223万円。外国人旅行は韓国市場の失速が響き、1.8%減の139億6835万円と2年6カ月ぶりのマイナスを喫した。

 総取扱額でプラスは15社にとどまった。このうち2桁成長は5社で、海外旅行が1.5倍と好調だった西武トラベルが42.0%増と増加率トップ。旅工房(32.2%増)、エムオーツーリスト(27.7%増)、富士急トラベル(21.1%増)、エアトリ(17.7%増)と続いた。