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一人旅が世界的なブーム 世代別で目的さまざま

2020年1月27日 12:00 AM

 おひとりさま旅行が世界的にはやっている。現地発着ツアー・アクティビティー予約サイトを運営するクルックが昨年10月に全世界の約2万1000人に実施したソロトラベル調査によると、76%が一人旅をすでに経験したか今後検討すると回答した。

 ただし、世代によって目的は異なる。Z世代(1995年以降生まれ)の53%は自分の時間とセルフケア、Z世代とミレニアル世代(2000年代に成人となる世代)の40%は新たな人々と知り合いになることが目的だ。X世代(1960年代初頭〜80年代生まれ)とベビーブーマー(45〜65年生まれ)は1人気ままな旅が目的だ。

 地域によって違いも見られる。アジアの一人旅志向は69~93%と西欧の60~69%を大きく上回る。アジアの中では韓国93%、ベトナム84%、中国84%、台湾84%が極めて高い。ストレスの多い日々の生活からの逃避が目的とみられる。

 クルックでは、一人旅での予約が19年に85%増加した。


この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Solo travel and its promising business opportunity」[1]

Endnotes:
  1. 「Solo travel and its promising business opportunity」: https://www.phocuswire.com/Solo-travel-deep-dive-Klook