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2019年11月25日号>新IIT導入と地域の危機感 国内旅行の2020年問題

2019年11月24日 12:00 AM

 発端はひがし北海道自然美への道DMOの野竹鉄蔵さんの一言でした。

 新IIT運賃導入へ道東地域に募る危機感。

 旅行業でマスツーリズムに身を置いてきたからこそ、地域が気づいていない課題を1人声高に叫んでいると。

 ダイナミックプライス導入で真っ先に浮上したのが旅行会社のパンフレット・取消料問題ですが、特集では「新IIT導入と地域の危機感」として空白化しかねない地域の実情を紹介しました。

 DMOへの期待も時代の転換とともにますます高まっていきそうです。

【特集】
 *新IIT導入と地域の危機感
  国内旅行の2020年問題

 20年4月から国内線に価格変動型の新個人型包括旅行運賃(新IIT)が導入されることになり、地方の観光地が危機感を強めている。店頭型商品の存在感が低下し、オンラインでのダイナミックパッケージの比重が増大すれば、幹線に販売が集中しかねないからだ。地域間格差の拡大に懸念が高まっている。

 ▽ダイナミックプライス導入へ
 ▽道東地域の危機感
  野竹鉄蔵(ひがし北海道自然美への道DMO専務理事)
 ▽九州地域の危機感
  小髙直弘(名鉄観光サービス特別顧問/DMM.com地方創生事業部顧問)
 ▽空白地域をつくらないために
  高橋敦司(ジェイアール東日本企画常務取締役営業本部長チーフ・デジタル・オフィサー)
 ▽国内旅行流通の行方
  牛場春夫(フォーカスライト日本代表/航空経営研究所副所長)


論文
 *苦情対応に関する意識の日米比較(後編)
  岩井千春(大阪府立大学教授)

注目のニュース
 JTB、相談料の徴収中止
 台風被害、政府が需要回復へ支援
 18年国際会議、過去最高の3433件
 10月の客室利用率83.7%

誌上セミナー
 *今日からできる120%予算達成術
 『去っていくリピーターを止めろ!』

コラム
 *視座 荒木篤実(パクサヴィア創業パートナー)
 *SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド
 *ひと 大隅ヴィクター氏(デルタ航空日本支社長)
 *黒須靖史のミステリーショッパー
 *ビジネスパーソンの日々雑感 津田佳明(ANAホールディングス デジタル・デザイン・ラボ チーフ・ディレクター)

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Endnotes:
  1. [Image]: https://tjonline2.tjnet.co.jp/tj/moushikomi/tango/?tj=20191125