Trip.comとトリアドが提携、 合弁会社設立しコンテンツ共有
2019.11.18 00:00
中国のTrip.com(トリップドットコム)・グループと米トリップアドバイザーは11月6日、戦略的パートナシップを締結した。
コンテンツやマーケティングのノウハウで連携する。トリップドットコム(旧シートリップ)は、グローバル展開を図るうえでトリップアドバイザーの発信力や口コミなどのコンテンツを活用していきたい考え。一方、トリップアドバイザーは中国の海外旅行者の取り込みに期待している。
各子会社のシートリップ・インベストメント・ホールディングスとトリップアドバイザー・シンガポールが合弁会社を設立した。株式保有比率はトリップドットコム側が60%、トリップアドバイザーが40%。トリップドットコム側がマーケティングノウハウを提供し、トリップアドバイザーは合弁会社の中国での展開に長期的なブランドの権限、コンテンツへのアクセスを提供する。両社は合弁事業で観光商品を共有し、トリップアドバイザー中国としてグローバルな展開を行う。
グローバルコンテンツと経営体制についても協定を結んだ。トリップアドバイザーは、トリップドットコム・グループ傘下のトリップドットコム、シートリップ、スカイスキャナー、チューナーの各ブランドにコンテンツを提供する。また、トリップドットコムは、トリップアドバイザーの取締役1人の指名権を獲得した。ただし、証券取引所の審査・批准、審査までの1年以内に公開市場での株式購入が条件。
関連キーワード
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
キーワード#シートリップ#新着記事
キーワード#トリップアドバイザー#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
福岡周遊バスツアー、統一ブランドで一挙展開 DCキャンペーンの目玉
-
戦略修正で旅行成約率20%に 海外旅行の「こころから」 行き場のない消費者に対応
-
DMO制度のこれから 課題多き地域の司令塔づくり
-
沖縄ツーリスト、最高益の16億円確保 スリム化やDX強化で収益性改善
-
訪日客の農泊促進へ重点28地域 農水省、受け入れ体制整備を優先支援
-
クラツー、新たな市場獲得へ短時間ツアー 訪日客も視野
-
百貨店の免税売上高、1月は約400億円 消耗品の伸び顕著
-
JTB、旅館再生ファンドに出資 宿泊施設の成長促し、地域を面的支援
-
持続可能な観光地、箱根が部門別世界1位 車椅子の旅に高評価 日本から2年連続トップ
-
羽田空港で能登の復興支援 自販機で寄付可能に