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アイルランド政府観光庁、日本人旅行者倍増目指す 日本に新施設オープン

2019年10月28日 8:00 AM

 アイルランド政府観光庁のナイル・ギボンズ長官がラグビー・ワールドカップ(W杯)期間中の9月末に来日し、同国を訪れる日本人旅行者数を18年の約2万4000人から25年までに倍増する考えを示した。22年には四谷に「アイルランドハウス」をオープンする予定で、本国から担当者を常駐させる。20年にはJATA(日本旅行業協会)の幹部らがアイルランドを視察する予定であることも語った。ラグビーW杯で認知度が高まったことを受け、東京オリンピック・パラリンピックの機会を活用し、さらなる認知度の向上を目指す。

 ギボンズ長官は日本市場を重視する理由について、「他国の文化への理解がある成熟した市場」と述べた。特に文化や自然に関心の高いシニア層、SNSで情報収集・発信をする若い世代をターゲットとする。アジアからの渡航者は約7割が旅行会社を利用していることもあり、旅行会社と長期に良好な関係を築く意向も示した。まずは日本語サイト(www.ireland.com/ja-jp/)を通じて継続的に情報を発信する。