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日旅と読売旅行が包括提携 共同で商品開発、販売チャネル活用

2019年10月14日 1:00 AM

両社が共同で実施するアジアツアー。1社単独だけではできなかった商品開発の可能性も模索する

 日本旅行と読売旅行は、両社の強みを生かした企業価値の向上とサービス強化に向け、包括的業務提携を結んだ。

 得意領域や仕入れで連携した募集型企画旅行を共同で展開し、販売チャネルに株主であるJR西日本と読売新聞のグループ資源を生かす。インターネットの利用拡大や訪日需要の増加、シニア世代の嗜好の多様化に対応する狙い。教育旅行を含む法人営業や地方創生でも事業拡大を目指す。

 日本旅行は、西日本発着のJRセットプランをはじめとする国内フリー型商品、欧州などの添乗員付き海外ツアーに強みがある。読売旅行は国内外の添乗員付き商品を主力とし、読売新聞などメディアを販路に持つ。

 「得意商品や販売チャネルにほとんど重複がなく、相乗効果が高い」(読売旅行営業統括室)ことから提携に至った。日本旅行は「店舗とウェブ販売以外にチャネルを持てることに魅力を感じている」(秘書広報部)という。

 9月の契約締結に先駆け、8月から欧州とアジアの共同催行商品を開始した。たとえば、アジアでは読売旅行が地上手配を行い、販売チャネルなどは得意領域ごとに柔軟に担当しているという。国内では、豪華列車「なごみ(和)」に乗る1泊2日ツアーを11月に実施する予定で、日旅のJR個人型商品に読売の現地発着プランを組み合わせた商品開発などを進める。

 訪日旅行の分野では、読売旅行が得意とする添乗員付き日帰りバスツアーをアレンジし、日旅が運営する訪日客向けサイトで販売することを検討している。読売新聞グループのリソースを活用した教育プログラムを共同で開発、同グループの事業と日旅の地域ネットワークを掛け合わせた地方創生にも取り組む。