島根・海士町で大人向け滞在プラン、学びの島打ち出す
2019.09.30 01:00
島根県隠岐郡の海士町は、自らの歩みを振り返って学びを深める大人対象の滞在体験プログラムを、10月から開始する。初回となる10月12~14日は2泊3日のツアーを行う。実施に当たり専用のチラシも用意した。
海士町は島根県沖の北60km、日本海に浮かぶ中ノ島にある人口約2300人の町。廃校が危ぶまれた高校の入学者数をV字回復させた「高校魅力化プロジェクト」などが奏功し、12年以降は毎年100人を超える移住者を迎えている。
今回は普段は高校生が受けている「夢ゼミ」を大人が受講し、住民との対話・交流を通じて、地域の学びを体験するほか、自分自身の振り返りにつながるフィールドワークを実施する。ツアーには大人の学びをリードするコーディネーターも帯同する。
今後は、「学びの島」という同町の特徴をより前面に打ち出し、個人の変革に寄り添う同プログラムの価値創出に取り組む。町を訪れる新たな客層を開拓する狙いだ。
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