2019年9月22日 1:00 AM
最近、若者の海外旅行離れという言葉をようやく耳にしなくなった気がします。
昨年の20~24歳女性の出国率が4割を超え、OL層が競って海外へ出かけた90年代を上回る水準なのですから当然かもしれません。
かといって、海外旅行2000万人時代の到来を若年層の動向と直結させてしまえば、同世代の出国率が3割を超えながらも若者の海外旅行離れなどと指摘していた数年前と同じ過ちを繰り返すことになりかねません。
20代の海外旅行(出国)の実態はずいぶん変化しており、特集で探りました。
【特集】
*20代の海外旅行
出国率4割超の女子、牽引される男子
20代前半女性の海外旅行が大幅な伸びを示している。18年に海外へ渡航した20~24歳女性は前年比15.5%増となり、出国率40.3%を記録した。若年層女子の熱に隠れがちだが、20~24歳男性の出国率も18.3%と3年連続で上昇している点も見逃せない。盛り上がりを見せる若年層の海外旅行に合ったマーケティングを考える。
▽データで見る若年層
早野陽子(JTB総合研究所主任研究員)
▽20代女子に何が起きているか
長田麻衣(SHIBUYA109 lab.所長)
▽20代男子に何が起きているか
清水直哉(TABIPPO代表取締役社長)
▽若年層のマーケティング
森戸香奈子(リクルートライフスタイル エイビーロード・リサーチ・センター研究員)
注目の事例
*エアビーのアドベンチャー
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注目のニュース
G20観光大臣会合で異例の試み
不用品売って旅行代金に
日本の観光競争力、4位維持も課題
6月旅行取扱額、2.6%減
誌上セミナー
*JNTO発外客攻略のヒント
『インドネシア対応は言語と電子決済』
コラム
*視座 高橋敦司(ジェイアール東日本企画常務取締役営業本部長チーフ・デジタル・オフィサー)
*SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド
*宿泊ビジネスの灯 井門隆夫(高崎経済大学地域政策学部教授)
*ビジネスパーソンの日々雑感 久保尭之(みなみあそ観光局戦略統括マネジャー)
統計・資料
*旅行業主要49社 6月の取扱状況
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