主要7空港の5月実績、羽田が出国者数マイナス

2019.09.09 01:00

 法務省の出入国管理統計によると、旅客数で全国上位7空港の5月の日本人出国者数は、羽田を除く6空港で前年同月を上回った。ただし、10連休となったゴールデンウイーク(GW)後半の出発が前半に比べて少なかったと見られ、地方空港を中心に3割以上増加した4月から伸びが鈍化した。羽田は0.1%減と唯一のマイナスで、成田も0.9%の微増。10連休がビジネスに影響した側面もある。

 外国人入国者はすべての空港で増加した。新規就航・増便の効果で中部が26.8%増と群を抜き、新千歳も11.3%増と2桁成長を確保した。一方、ほぼ横ばいにとどまったのが那覇(0.4%増)。GWの影響のほか、近隣諸国への旅行需要が拡大している主力の台湾と韓国の伸び悩みが響いたようだ。