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南紀熊野ジオパークに拠点、信仰やいかだ流しなど魅力発信

2019年7月22日 8:00 AM

 和歌山県串本町に7月27日、南紀熊野ジオパークの情報発信と調査研究の拠点「南紀熊野ジオパークセンター」がオープンする。

 南紀熊野ジオパークは県内や奈良県十津川村の一部の10市町村で構成。プレートの沈み込みに伴って生み出された3種類の大地がつくる独特の景観や、温暖湿潤な気候がもたらす多種多様な動植物、熊野信仰やいかだ流しなどの魅力を、最新の技術を取り入れながら訴求する。

 館内には南紀熊野の大地の成り立ちがわかる大型立体地形模型やプロジェクションマッピングを整備した。2階では、約1400万年前に紀伊半島で起こった火山活動がテーマの映像を上映する。大地の秘密を知る体験・実験コーナーや、館内ガイドによる河川・津波の実験などもあり、ジオパークガイドが常駐して解説する。入館は無料となり、開館は9~17時。