2019年6月17日 3:53 PM
渡航自由化55周年。企画にあたって腐心したのはツーリズムの現在・過去・未来をいかにツーウェイの視点で捉えるかでした。
バランスの取れた市場の交流だけではありません。
海外旅行は訪日旅行の成長に学び、訪日は海外の変遷に学ぶ視点です。
ツーウェイは本誌創刊号にも記されますが、「両面交通(ツーウェイトラフィック)」と表現され時の移ろいを感じます。表紙はTOKYOをモチーフに。
五輪の年からの55年の変化がこの街には凝縮され、ツーリズム新時代の象徴としての思いも込めました。
【特集】
*ツーリズム新時代へ
歴史に学び双方向交流の扉を開く
東京五輪開催を目前に控えた1964年4月1日。日本人の海外観光渡航が自由化された。その後、海外渡航市場は拡大、海外旅行産業の発展とともに2019年は海外渡航自由化55周年を迎えた。自由化初年度にわずか12万7749人であった日本人出国者数は2018年に1895万4000人と過去最高を記録。19年に2000万人を突破する勢いである。観光の時代の到来とともに、異業種の参入やこれまでにないビジネスモデルの登場、双方向交流への注目などが活発化している。先人たちの足跡に学び、アウト・インの相関をとらえながら、ツーリズムのこれからを展望していく。
PART1●アウト・インの足跡
▽海外旅行ビジネスの半世紀
▽観光立国宣言から16年
PART2●55人のキーパーソン
▽インバウンドに学ぶこと、アウトバウンドに学ぶこと
PART3●海外旅行市場展望
▽2030年の海外旅行
野澤肇(JTB総合研究所代表取締役兼社長執行役員)
森戸香奈子(リクルートライフスタイルエイビーロード・リサーチ・センター研究員)
中村好明(日本インバウンド連合会理事長)
PART4●55周年特別対談
▽ツーリズムの未来を拓く
田川博己(日本旅行業協会会長、JTB代表取締役会長) × 安部敏樹(リディラバ代表取締役)
———————————————————————
統計・資料
*渡航先別日本人訪問客数
*国・地域別訪日外国人客数
注目のニュース
旅行各社、クルーズ販売を強化
スマートシティで観光地づくり
消費税免税店、初の5万店突破
主要7空港、出入国者増加
誌上セミナー
*海外政府観光局のトリセツ
早瀬陽一(アビアレップス代表取締役兼CEO)
コラム
*視座 中村好明(日本インバウンド連合会理事長)
*観光経営の未来シナリオ 清水泰志(ワイズエッジ代表取締役)
*ビジネスパーソンの日々雑感 有川鴻哉(ホットスプリング代表取締役CEO)
Copyright © TRAVEL JOURNAL, INC. ALL RIGHTS RESERVED.