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2018年12月10日号>観光地格差を解消できるか MaaS活用で2次交通改善を

2018年12月10日 2:39 PM

 観光版の流行語大賞があれば、今年間違いなくノミネートされていたと思われるブレイクワードの1つが「MaaS(マース)」です。
 国土交通政策研究所の露木伸宏所長によると、「ICTを活用して交通をクラウド化し、(中略)マイカー以外のすべての交通手段によるモビリティ(移動)を1つのサービスととらえ、シームレスにつなぐ新たな移動の概念」。
 特集はMaaSの動きをフックに2次交通の問題を考察、そして地域間の「観光地格差を解消できるか」と問いかけました。


【特集】
 *観光地格差を解消できるか
  MaaS活用で2次交通改善を

 さまざまな交通サービスを統合し、一つの移動サービスとして提供する欧州生まれの新構想、MaaS(Mobility as a Service=マース)。実現へ向けた動きが日本でもスタートし、観光分野にも波及してきた。背景には、観光地間の格差拡大を助長する地方都市が抱える課題がある。

 ▽日本に波及する欧州発祥の概念
 ▽観光地格差の本質
  高橋敦司(ジェイアール東日本企画常務取締役営業本部長チーフ・デジタル・オフィサー)
 ▽格差解消への問いかけ
  Theme1 縦割り文化を変えられるか
  小高直弘(九州産交ツーリズム代表取締役社長)
  Theme2 コンテンツをどう掘り起こすか
  村瀬茂高(ウィラーグループ代表)
  Theme3 次世代交通をどう生かすか
  井上岳一(日本総合研究所創発戦略センター シニアマネジャー)

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統計・資料
 *渡航先別日本人訪問客数
 *国・地域別訪日外国人客数

注目のニュース
 大阪万博が決定、観光に弾み
 GW10連休、早期予約が急増
 新位置情報サービスの注目度上昇
 外国人入国者、2空港で減少

誌上セミナー
 *ショッピングツーリズムABC

コラム
 *視座 中村好明(日本インバウンド連合会理事長)
 *SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド
 *観光振興に効くインフルエンサー活用術 柴田啓(ベンチャーリパブリック代表取締役社長兼CEO)
 *KANSAI六都観光
 *ビジネスパーソンの日々雑感 篠塚孝哉(ロコパートナーズ代表取締役社長)

取材報告
 *成長続けるITBアジア、出展国にも広がり


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Endnotes:
  1. [Image]: https://tjonline2.tjnet.co.jp/tj/moushikomi/tango/?tj=20181210