2018年3月19日 11:17 AM
消費者との契約に際して旅行業界でごく当たり前のように使用される標準旅行業約款。
しかし、それが業界の横並び体質の温床になっていたり、創意工夫の余地を奪っているとしたらどうでしょう。
特集「標準約款制度の功罪」では、取引条件についてもっと各社が競い合うことも必要なのではないか、と問いかけました。
「サービスの供給を目的とする業態では契約が正に商品そのもので、約款の独自性こそ競争の対象となるべき」という弁護士の三浦雅生さんの指摘は大いにうなずけます。
【特集】
*標準約款制度の功罪
取引条件の競争も必要ではないか
旅行会社と消費者の契約に関する基準を示した標準旅行業約款。多くの旅行会社に採用されることで、旅行業と旅行商品の品質を一定以上に保つことに貢献している。一方で画一的な取引条件が、旅行会社から創意工夫の余地を奪っているとの指摘もある。
▽横並び体質はどこから?
▽標準約款の本質
三浦雅生(弁護士)
▽標準約款制度への問題提起
Theme1 なぜ独自約款が生まれないのか
原優二(風の旅行社代表取締役社長)
Theme2 取引条件も旅の企画ではないか
廣岡裕一(和歌山大学観光学部教授)
Theme3 こんな約款で取引できないか
平石泰基(元日本旅行業協会法務・弁済部長)
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統計・資料
*国・地域別訪日外国人客数
*渡航先別日本人訪問客数
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コラム
*視座 原優二(風の旅行社代表取締役社長)
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*旅職人の企画手帖 津屋雅彦(トラベルスタジオ代表取締役)
*ビジネスパーソンの日々雑感 重松大輔(スペースマーケット代表取締役CEO)
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