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リリース日:2018年2月8日

ラムセスⅡ世の巨大石像、大エジプト博物館へ移送

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ラムセスⅡ世の巨大石像が、エジプト首都カイロ近郊ギザに位置するエジプト考古学博物館から、建設中の大エジプト博物館(The Grand Egyptian Museum)へ移送されたことを記念し、式典が行われました。

巨大石像は、今回の移送のために特別に作られた金属フレームに収められ、二台の大型トレーラーで、現在収蔵されているエジプト考古学博物館から約15㎞の距離の大エジプト博物館へ移送されました。大エジプト博物館の館長をはじめとした関係者が見守る中、巨大石像は 11 頭の騎馬隊に囲まれ、慎重に運ばれました。石像が大博物館へ到着した際には、祭事用の衣装に身を包んだ軍楽隊によって、エジプト国歌が演奏されました。

紀元前13世紀に王朝を築いたラムセスⅡ世の巨大石像は、およそ3200年前に造られたものです。過去には、イタリアやイギリスの博物館への移送も試みられましたが、高さ 12メートル、重量83トンという大きさのため、実現されませんでした。1952年から2003年までは、カイロの玄関口であるラムセス駅に設置され、その後から直近まで展示されていたエジプト考古学博物館でも来館者の注目を集めてきました。

大エジプト博物館(The Grand Egyptian Museum)は、2018年末のソフトオープン、2020年の完全オープンに向けて準備が進められています。博物館は、首都カイロ近郊ギザに位置し、老朽化が進むエジプト考古学博物館からツタンカーメンの黄金のマスクなどを含む、約10万点以上の展示品が移送される予定です。館内には大型の商業ホールや250席のシアターホールが併設され、完成すれば世界最大級の博物館となり、エジプト観光産業復興の一端を担う大型プロジェクトとして、世界中から注目されています。

日本政府は、エジプトへの840億円の円借款の一部として、このプロジェクトを支援している他、国際協力機構(JICA)も、展示品の移送や修復作業でも技術協力をしています。

エジプト政府観光局